週末は読書をしていました。「夏子の酒」新装版全6巻。
そういえば、高校の同じバレー部に「なつこ」さんがいましたね。やはりなっちゃんと呼ばれていました。
あるとき、バレー部で、なっちゃんに急に電話をかける用事ができました。
携帯なんてない時代なので、みんなで公衆電話のところへ行って、電話帳を開くわけですよ。電話帳で、町名と世帯主の名前から、なっちゃんちの番号を突きとめようと。
プライバシーとかいう前の時代でした。
しかし!
「なっちゃんのお父さんの名前知っとる?」「知らん・・・」
さてどうする、昭和の高校生!?
「あ!これじゃないんかな??」友人が指差したその先は!
「@@はるお」
「なつこ」の父は「はるお」に違いない!!その発想にみんなで大笑い。
して、真実は!?
実はその後を覚えていません・・・済みませーん。
「なつこ」で長々昔話をしましたが、この「夏子の酒」の主人公夏子、誕生日が2月7日だと漫画の中に出てきます。
真冬生まれなのに「夏子」!?なぜだ!作者、幻の酒づくりよりそっちの方が気になって仕方ないじゃないか!
そんな人のために・・・「奈津の蔵」
これは夏子のおばあさんの物語、昭和3年、18歳で奈津さんが佐伯酒造に嫁いだところから始まります。
そのころの日本・・・貧困、男尊女卑、病気、戦争、奈津のみならずみんな運命に翻弄されますが、必死に生きているんですね。昔は大変だったな・・・と思いつつ久しぶりに漫画で泣いてしまった。
夏子の名前は祖母からもらっているので、季節関係なかったんですね。
「夏子の酒」は、週刊モーニングでの連載が88年から始まっています。「奈津の蔵」は98年からです。
作品全体から漂う昭和感・・・やはり昭和から始まっていましたか。
安心して読めるというか、日本酒の話だからこのぐらい日本人ぽい展開の方がしっくりきます。
おまけ;おすましふうちゃん。
え?夏子と奈津の関係って、ふうちゃんとふう香みたいなものかにゃ??
ちがーう。
にゃ?にゃ?
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