「音楽家のための身体操法講座」に行ってきました!!
フルート奏者の白川真理さんが、古武術の甲野善紀さんを迎えて、20年以上も続けている名物講座です。
プロ、アマ問わず、古武術の視点から答えていただけます。
過去のブログを遡ると、ギター、ウクレレ、フルート、久しぶりに弾くピアノ、尺八、津軽三味線、シンギングボウル、役者、腰痛、ペットロス、ニッケルハルパ(スウェーデンの伝統楽器、甲野さんも初めて見た)等々。
この講座、三味線を始めた頃から興味があったけど、その頃は「分からないことが分からない」状態。その後も変な遠慮があったりしてタイミングが合わなかったけど、
「質問できるうちに何でも聞こう!!」と思って申し込みました
会場に着くと、最初は甲野先生のお話の時間で、音楽について「人間の耳は小さな違いを察知する能力があるから、とてつもなく違って聞こえる」というお話をされていました。
そしていよいよ音楽家講座〜
応募が多い場合、時間内では終わらず、次回に回されるそうで、前回の残りの方が3名いました。そしてジャンケンをしたら、何と私は人生で最高にジャンケンが強く、この日の応募者のトップ!つまり4番目に見てもらえることになりました!!
・・・が、よかったのはここまでで😆
前の3名の方は、偶然にも皆さんピアノ奏者だったんですが、
ガチでプロ!!😱
こんな人たちの後に私が弾いていいの!?😱😱
私、完全に場違いなんじゃ?・・・・😱😱😱
「今日は調子悪いからやめます!」と口から出かかっていたんですが、
意を決して舞台に出ました!!
しかし、
チューニング(調子合わせ)ができていませんでした・・・😱
ホールでは他の参加者の迷惑になる、ロビーでは係員に止められて、中途半端にしか調子が合っていなかったので、当然舞台でも合わず、
「楽屋でどうぞ」と言われて、一旦引っ込むことになりました😆
最初から楽屋でやればよかったのに、初めて来たので分かんなかったよ
他の人はチューニングが必要ない楽器ばっかり・・・ずるーい😆
よく考えたら、発表会でもなく他人の前で三味線を弾くって、初めて。
発表会では師匠が調子合わせをしてくれていたので、過保護だったなあ・・・
準備整えて、再度舞台へ出ました!!よっしゃ!!
私の悩みは、特定の部分で、右手の安定が弱くて、三味線がぐらつくこと。(右手は三味線を安定させつつバチで弾いている)
一度弾いてみて、甲野先生「ふーむ」という感じで表情を変えず、カバンの中からスルスルっとヒモを出しました。
出た!!おなじみヒモ。それを体にかけて、
(前面も同様になっています)
もう一度三味線を弾いてみると、
「おーーー」というどよめきと同時に拍手が!!
そんなに違うの!?いや、もう認めざるを得ない!!
その後、指にもヒモを・・・
またまた拍手をいただき、うれしくなってちょっと多めに弾いた😆
姿勢も違うし、構え方も、音の響きも全然違っていたよ!!
と、後で皆さんに言われました☺️
本当ー?
一人でお家で練習をしていたら得られない経験でした✨
小さな違いが大きな違いにつながるのだな😆
この回を主催されている白川真理さんは、明るくてお茶目なフルート奏者です。甲野さんの理論を一つ一つ体に落とし込んで自分の演奏につなげているところ、他の人にもその機会を開いているところが素晴らしいです。来ている皆さんも熱心で、終わった後の懇親会もお話が尽きませんでした。