ふうちゃん物語(17)西円寺の若和尚

ふうちゃん

ミャー子のついていった三毛猫はコハルといい、二匹は、これといった縄張りを持たず夏の間あちらこちらで暮らしていましたが、秋風が吹くころには西円寺(さいえんじ)というお寺のお庭に住み着いていました。

さて、今までチビを始めとする猫を中心に物語を進めてきましたが、ここでちょっと人間のお話に寄り道させてください。

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ふうちゃん物語(12)貴族のレオ様

ふうちゃん

チビ「レオは何でまた野良になったの?飼い猫はご飯いっぱい食べれるでしょう?」

レオ「あ、僕?」レオは茶色の瞳をくりくりさせて、ふふっと笑いました。

レオ「飼い猫って退屈なの。かわいい女の子もいないしね。先住猫もヤローで、生きてるのがつまんなくて。」

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