「旧慣温存政策って学校で習った気がしますぅ」
「えりぃちゃん、よく覚えてるね」お父さんは話を続けます。
ふうちゃん「にゃーお」
ふう香「なあに?ふうちゃん」
ふう「ねえ、ふうちゃん、いつ出るの?これ、ふうちゃんの物語だよね?」
ふう香「もうすぐ出番だよ。はい、台本渡しておくから練習してね」
ふう「わーい!ぶつぶつ・・・完璧!」
ふう香「もう覚えちゃったの?北島マヤか!」
ふう「あー、疲れたー」ごろん。ふうちゃんは寝始めましたとさ。
というわけで、ふうちゃん物語・夏!!
えりぃの前座で出てきたマナですが、「安里屋ユンタ」「島唄」と2曲歌って、のんびりしたおしゃべりにつき合っているうちに、みんなの心は和らいでいきました。
「店長、えりぃちゃんが来るまで、私、何か歌いましょうね?」声の方を向くと、一人の女の子が立っていました。ジーンズを履いて、かりゆしを着たショップの店員のようです。
「すごいね、追っかけが。」横目で見てお父さんが言います。
お父さんが演武するのは、銀座にある沖縄のアンテナショップ「うちなー」です。
ふう「最近疲れた疲れたって言ってるのに、また始めるにゃ?」
ふう香「そうなの。ばかだよね・・・毎日は無理だし、ちゃんと書けるかわかんないんだけど・・・」
ふう「仕方ないにゃー。でも、今度こそふうちゃんに素敵な出会いがあるといいにゃ!」
というわけで、また始めます。ふうちゃん物語・夏!!