昔を振り返った週末

 

この週末は、三味線を始めた頃のことを思い出したり、久しぶりに会った友人から、当人や、当時仲良くしていた人の消息を聞いたりしました。

さすが50代、ちょっと振り返るだけで10年、20年、軽くいってしまう!!笑

そして、話題の中に「あの人、亡くなったよ」っていうのが多い!!

 

20年前、当時の歳上の友人・知人たちは、亡くなっていたり、年相応に病気になっていたり・・・切ない〜

 

 

土曜日に、師匠の三味線イベントがあって行ってきたんですが、

 

そこへは、最近、三味線を始めたばかりという初々しいお弟子さんたちが何人も来ていて、私のように

「7年もやっています」と言うと、

すっごいベテラン扱いされるんです・・・

ま、無理もないわな😅

 

自分も最初の頃はそんな感じだったし。

 

それで、たまたま席が隣同士だった「三味線を始めて一年」という女性と少しだけ話す時間がありまして、

 

始めて1年というと、私の経験からすると「一番熱いときじゃないか??」という頃。

 

あれもこれも弾いてみたいけど、全然追いつかない、時間がもっと欲しい!もっと練習したい!という。

 

お盆やお正月の帰省ラッシュの中を、三味線持って帰っていたのもこの頃だったな〜。

 

彼女も、生活の中に三味線があるのがすごく楽しそうだった🌸

 

それで、「三味線続けてよかったことは何ですか?」と聞かれました。

 

その時は、「長唄をいろいろ聞いても、過去に弾いたことがある曲が多いので、面白さのキメが細かく楽しめる」・・・みたいなことを言ったんですが、

 

一晩寝て考えてみると、

いや、そんなフツーのレベルじゃなかったわ〜😆

 

今までの「ハマる」レベルをはるかに超える経験、

 

「三味線の皮には三毛猫がサイコー」と師匠が何度も言うので三毛猫🐱が脳内に刷り込まれ、

 

三毛猫を飼うに至り、猫ちゃん可愛さに家まで建てて、

 

ブログに猫の話を延々と書いたり・・・

もう自分にとって当たり前のことって、なかなか思い出さないもんだな😆

 

年末なせいもあって、振り返ることが多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人の早世に思う、長生きは逆張りで?

 

歌手のKANさんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。

 

いやー、それにしても、61歳という年齢にびびりました。さすがにこんなに歳が近いと・・・いろいろ考えますわ。

 

🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸 🌸

 

「愛は勝つ」がヒットした頃は、ちょうど私も社会に出たばかり。若かった☺️湾岸戦争が起きた頃で、リアルで戦争やっているのにと、軟弱な気がしていましたが、改めて聞いてみると、

歌詞もメロディもシンプル🌸

やっぱりレコ大曲💓頭の中でリピートする〜

 

KANちゃんの方がちと年上だけど、この楽曲で世の中に出て、同じ時代を生きてきたんだなと、勝手に親近感を感じました。

 

ウィキペディアを読んでみると、ヒット曲を出しても身を持ち崩すことなく、音楽を愛し、奥様を愛し、ユーモアで周囲を明るくするお人柄だったようです。

こりゃ、早く死ぬはずだ。いい人過ぎるわ。

 

先日、谷村新司が74歳で亡くなりましたが、私は、新聞やネットで見る「74」という数字を見て、

ふと、

自分も74ぐらいで死んだらどうしようと思ったんですの。なんでかねー

 

昔、占い師に「あなたは長生きする」と言われて、90過ぎまで生きるつもりでいたけど、当たるも八卦なわけで。

 

60代、70代で亡くなるリスクについては、みんなどう対処しているのかしら?ほとんど無策?・・・気がついたら80になってたとか。

 

KANちゃんのことで思いつきましたが、長生きしたければ、煩悩に従って、やり散らかすのも一つの手かもしれません。

一曲ヒットしたら、めちゃ若い奥さんめとって、、

あ、私は女だから、20歳以上若い男と結婚して、

泥沼不倫もして、子供はほったらかして、

成人した子供の素行不良に泣かされて、、、

あら?芸能界は「長生きするノウハウ」だらけだわ!!

あの人たちの真似は難しいわ!エネルギー値が違う😅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古文書界のレジェンドはやっぱりすごかった

 

土曜日から急に寒くなりましたね。三味線の練習をすると、寒さのため両足がつってしまいました。情けなや。

 

一週間前は夏日だったのに、やっぱり気候が変。体調変化にお気をつけください〜。

 

さて、古文書の続きですが、古文書界のスター、レジェンドともいうべき人を発見しました。

 

それは、宇野藍子さん。この人は、古文書愛💓だけで、フツーの人から古文書の講師にまでなった人です。(「古文書講師になれました 私の独学体験」という本を書かれています)

 

何とこの方、子供の頃の夢は漫画家だったそうです!私と一緒やー!

 

しかし、絵を描くにしてもストーリーを練るのも、頭がないといけないと、まずは勉強をしっかりやろう!と思ったそうです。

 

そこが、絵を描くところから入った私と違うところです〜。高校時代の私にも教えてあげたいわ。

 

そして大学一年の時に初めてペン入れをした作品で賞を取ったのですから、「学問が先」は正しかったと証明しました。

 

しかし、その先はなかなか展開せず・・・くすぶっている時に、NHKのテレビドラマ「葵 徳川三代」を見て、真田幸村に興味を持ちます。幸村の書いた手紙を読みたい!という気持ちが高じて、古文書の世界に足を踏み入れました。

 

そこから、崩し字の魅力にはまって、せっせと古文書の勉強をする日々・・・

はー、どの世界でも、そのワールドにどっぷりはまっている人がいるものですねえ。

 

宇野さんが古文書やるならコレ!とおすすめの本を挙げていたので、購入してみました。

「おさらい 古文書の基礎 文例と語彙」というのを買ってみましたが、ちょっと後悔・・・

はっきり言って、

古文書オタクの勧める本だけあって、レベル高過ぎ!!

 

英語で例えるなら、Be動詞がやっとのところへ、大学生の使うテキスト買った感じ。

 

宇野さんは、何と最初からこの本を通勤の満員電車で読んでいたそうです・・・やはりレジェンドだ。

 

もう一つ、「かわら版 江戸の大変」も勧められていたので、これも買ってみました。

 

かわら版の隅っこに書いてある字、何て読むんだろう?と思って、宇野さんはこれを読んで変体かなをマスターしたとか。

 

本を開いてみて、

まずは、字が小さい。←第一印象、これ大事。

 

そして、なぜか私の目は、字をスルーして、絵に行ってしまう・・・(やはり絵から入るタイプ)

 

古文書の申し子みたいな人の勧めるのはレベルが高過ぎますー。

 

まずはNHKのテキストを地道にやろうと思ったのでした・・・

 

ふうちゃんも寒さがつらいようでした。

 

 

 

古文書、やっと課題1を提出しました

 

ふとしたことから古文書の通信教育を始めた私ですが・・・

 

やっと第一回目の課題を出しました!!!

 

ああ〜、長かったぁ〜。

 

振り返ってみると、NHK学園から教材が届いたのが9月末、その時は、新しいことを始めるワクワクでいっぱいで、6ヶ月間の学習期間とあるのを見て、

こんなの3か月で終わるわ〜😁と思ったものです・・

 

一体どこからそんな自信が???

 

確かに、最初の勢いでは3か月で終わったかもしれませんが、

それは最初の一週間だけだったかも😅

 

それはさておき、

 

テキストの古文書は面白いものばかりです✨

 

一つ目は、「金蔵久離帳外につき願書」。

↑崩し字にしても、かなり癖があります。

 

金蔵(きんぞう)っていう男、40にもなるのに、仕事はしない、朝から酒ばっか飲んでる、親も親類も意見しても、何一つ改善されない。いっそ「久離」(きゅうり)、勘当して、村の戸籍から外して「帳外」(ちょうがい)してくれという内容。

 

この申し出が、金蔵の父親から出されています。

 

しかし、40にもなって今さら勘当して、金蔵はどうするんでしょうねえ?

 

ひょっとして、「今度こそ許さないぞ!」と息子にお灸を据えるための処置かもしれない。

 

それか、この金蔵、「身持ちも良くない」とあるので、どこかの奥さんにちょっかい出して、怒った旦那さんが「うちの女房に手を出すな!」とぽかっと殴ったら、あっけなく死んでしまった。殴った方は、真面目で謹厳実直、どう見ても金蔵が悪いのに、、、

っていうんで、殺人を隠蔽するために、村から出ていったことに・・・

考え過ぎか??

 

二つ目は、「家出人行方不明につき訴え書」。

 

誰が行方不明かというと、茂平次(もへいじ)さんのところのお婿さん!!

 

「うちの婿養子が行方不明でして、以前訴えたところ、30日を限って探せとおっしゃるので、心当たりを探したんですが、いまだに行方が分かりません・・・」という内容。

 

婿に何があった?まさか殺人事件隠蔽・・・(さっきと同じ)

 

そして3つ目。「村の名主交代の話」。

 

中野村の村人から出されたもので、この地で41年も名主を務めた卯右衛門(ううえもん)が病気になった、息子の要太郎も実直な人間なので、彼に引き継ごうと思う、その場合、息子が卯右衛門の名を名乗り、今までの卯右衛門は安兵衛と名乗るのはどうか、という内容。

 

この村では、同じ家の者が代々名主を務めている世襲名主(せしゅうなぬし)という方法です。歌舞伎の世界みたいですねー。

 

それにしても、41年も務めたのがびっくりです!二十歳で名主になったとして、60過ぎ?さらにびっくりしたのが、4つ目の古文書でした。

 

「卯右衛門さんが亡くなったので、息子の岩松(いわまつ)に名主を引き継ごうと思うが、まだ17歳と若いので、当分は後見人をつけたいと思う・・・」という内容。

 

そうか、卯右衛門さん、ついに亡くなって・・・と感慨に耽っていると、

待てよ、息子の名前が違うじゃないか??要太郎じゃなかったっけ??

 

よく見てみると、最初の古文書は明和3年(1766)、次は安永6年(1777)で、10年の年月が流れています。

 

最初の卯右衛門さんが41年の長期政権で、次の要太郎は就任後10年で亡くなって、要太郎の息子の岩松が17歳で名主になった!!

何だか、ある一家の物語を見ているようです・・・

 

この4つ目の古文書が提出課題になりました。候文(そうろうぶん)をきちんと押さえていれば難なくクリアできるはず、の内容でしたが、、、

崩し字ってやつは、日によって違う文字に見えるので、大変苦労しました。

 

私はどうも、古文書の物語の方に惹かれる癖があるようで、崩し字についてとか勉強方法とか、今回は余り書けませんでしたが、また次回にしたいと思います。

ボケてますが、実際のリポート用紙です。