三味線、心震える新曲

久しぶりですが、三味線のお話。

しばらくぶらぶらして、「松の緑」なんぞお稽古していましたが、いよいよ次の発表会にかける曲に取りかかりました。

次の曲は、「勧進帳 問答入り」

普段、長唄の発表会でやるやつは、弁慶と冨樫のやりとりが省かれているんですな。この二人のやりとりこそが、勧進帳のカンジンな部分、しゃれているわけではないんですが、

攻める冨樫「お前ら、嘘ついてんじゃねーよ!お尋ね者の一行だろ?」

弁慶「嘘じゃねーよ!俺らはフツーの山伏だっつーの!!」

というやりとりに、観客は手に汗握るというものです・・・本当は、弁慶はどこから見てもお尋ね者の義経一行なんですが。

というわけで、その迫力あるやりとりが入ったのが「勧進帳 問答入り」という曲なんですが、先生がお手本として古い音源を聞かせてくれたのが、

良すぎた!!

唄の芳村伊十郎はもう長唄の神様みたいな人なんですが、三味線も錚々たるメンバーで、

久々に心震えました・・・!!

というか、やはりお手本にする音源は最高峰のものを聞くべきだと再確認!!

伊十郎もいいけど、勧進帳がそもそも大変よくできた楽曲だとも思うわけですが、

ああ、この音源痺れる・・・!!

時間のある時にちょびっと聞くだけでも感動してしまうぅ・・・!!

これ、私がやるんかー。できますかねー。というわけで、お稽古が始まりました!!