母と金融機関めぐり

 

新しいベッドが来ても、古い方で寝るのが好きなふうちゃんだにゃ。

 

木金は一泊二日で実家に帰っていました。父の預金口座などの手続のためです。

 

木曜帰省、金曜は午前が銀行めぐり、午後からお盆飾りを買いに行き、そのまま上京!

 

超忙しい!!

 

父の口座は地元のJA、信用組合、T銀行、M銀行、郵便局と5箇所ありました。

 

このうち、M銀行は書類の郵送だけで済み、郵便局も担当の人が来てくれるというので、今回回るのはJA、信用組合、T銀行の三箇所。

 

 

話はさかのぼって、父の葬儀の翌日〜

 

この3行に電話で手続について問い合わせたら、どこも必要とするのは相続手続依頼書、父の戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明のようでした。

 

そしてT銀行だけは「説明をしたいので銀行に来てほしい」と言ってきたので、自宅から自転車で5分ほどの支店に行きました。

 

オンラインで相続担当者とつながり、必要書類の種類や、書類の書き方などのお勉強〜。

 

その時は面倒だなーと思ったのですが、結果的にそのお勉強がよかった。

 

担当者と話しているうちに、亡くなった姉の戸籍謄本も必要だと発覚!姉は結婚しましたが子供はいませんでした。つまり相続人がいない証明が必要なんだと。

 

姉の謄本はJAと信組も必要なんじゃないの?と思ってJAと信組に再度電話して確認すると、「要ります、必要です」とのこと。

 

意外とテキトーなんだなあと思いました。こちらから確認しないとどうなっていたんだろう?「謄本が足りませんでした、再度来てください」と言われても、また休みを二日取らないといけない。

 

どうもJAと信組は油断ならんぞ、電話だけだと怪しいぞと思って窓口に出向いて話を聞くと、やはり後からいろいろ書類が出てきて、やっぱり電話だけじゃラチがあかないな〜と思いました。

 

母、姉の記入や印鑑が必要なので、持ち帰った書類は自宅に置き、それぞれ都合のいいときに書く形にして、私はひとまず東京へ戻りました。

 

ここまでが葬儀直後の話〜。

で、今回、必要書類を携えて、母と姪と3人で銀行めぐりツアーです。

 

まず、JA。ここで二時間もかかってしまいました。

 

最初の関門は、50年以上前の出資証券の手続。JA設立のとき父が何口か買ったものを解約し、その分のお金を母の口座に入れるということ。

 

出資証券、前に説明されたときは「証券を探しておいてください。なければいいです」程度だったのに。前もって書類を渡してくれれば、書いてきたのに。

 

そして、母は戸籍名が旧漢字で画数が多く煩雑なので、長年簡単な字使いで通称していましたが、数年前からまた旧漢字に戻しました。自分の好みで勝手に変えているわけです。

 

しかし、最近書いた相続依頼書や印鑑証明は旧漢字で、昔つくった口座の名義は簡単な字ではまずいので、この際統一することにしました。

 

そして、キャッシュカードを持っていなかったので、キャッシュカードをつくることに。

 

これらのために、10回以上、母が住所と名前を書かないといけない。「代筆でいいですか?」と聞くと、ダメだと言う。鬼か。母は歳のせいか、手が震えて、字がうまく書けないのです。横棒を引っ張ろうと思うとギザギザになるのです。

 

係の女性、この人の親はまだ私の母より若いのでしょうが、自分の親がこんな状況になっても平気でいられるでしょうか。

 

母は「何度も書いているうちに、手が慣れて、いつもよりスムーズになってきた」と健気なことを言っていましたが、ホント高齢になってシャバを渡るのは楽じゃないと思いました。

 

事前に言ってくれよ〜と思ったのは信組も同じ。「これとこれは定期なので証券が必要です。今日はありますか?」と言ってきました。前回来たときから預金の種類は一覧表で向こうも知っていたのに、証券の話は聞いていませんでした。

 

「ないなら、自宅に戻って探してきてください」そんな気力も時間もないので、「家で探してもないと思います。紛失したことにしてください」と言うと、「では、紛失届を書いてください」と。

 

これでまた母が書く手間が増える〜。できるだけ負担を減らしたいのに〜。

 

最後はT銀行でしたが、こちらは30分ほどで終わりました。記入箇所も一か所だけ。

 

T銀行が早かったのは、証券、定期の存在がなかったので手続が簡単だったことです。後の人のことを考えると、シンプルがいいんだにゃ。

 

「何で最初に全部言ってくれないんだ」と憤る私に、母が「だってあの人ら、2、3年で異動じゃろ。そりゃ分からんじゃろってお父さん、よう言ようたよ」と。その言葉で納得するしかない。

 

何とか金融機関は片付いてよかったことにします。

 

おつだにゃ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。