3月14日と切腹もなか

 

元禄14年3月14日、江戸城の松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及び、その身切腹、お家断絶を申し渡されました。

これ、発表会でやるやつののイントロなのよ。

ふー、丸暗記しちゃったよ。

 

そう、今日は3月14日!!

赤穂事件の発端となった「松の廊下の日」ですよ!!(西暦で言うと4月21日だが)

お昼にテレビを見ていたら、テレビに「切腹もなか」を考案した新橋の和菓子屋さんが出ていて、

「うちの店は、浅野内匠頭がお預けになった田村屋敷の跡地にあるので、思いつきました」

とか語っていました。

田村屋敷とは、陸奥一関藩主の田村建顕のお屋敷。

浅野を預けられた当日に切腹ですから、田舎の侍には気が重いことだったでしょう。聞きたいこと、言いたいことは山ほどあっても、幕府の言いつけに従うしかない。

戸惑い、混乱、一刻も早く面倒な事態を終わらせたい田村屋敷の人々の気持ち・・・

はさておき、末の人々の商魂に結びついて、重宝されてますね。

 

もなかが食べたくなったけど、このお和菓子屋さん、本日は定休日で、明日を便宜「切腹の日」にしています。

当初は「こんな名前で売れるの?」「近くに病院もあるのに、いいの?」と反対されたそうですが、最近はサラリーマンの手土産として人気だとか。

それも、お詫びをしに相手の会社に出向く時の手土産だそうで。

 

さ、お稽古に戻ろう。

張り扇

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。