先住猫の怒りが爆発したのは、ご飯のときでした。二匹のご飯が減らされ、それがそっくりミャー子のお皿に盛られていたからです。
「どういうつもりだい!何であたしらの食い扶持が減らされるんだよ!」
「あーあ、これじゃこっちは飢え死にだ。全くずうずうしいったらありゃしないよ!」
ご飯ものどを通らなくなり、ミャー子はすっかり元気がなくなってしまいました。
「ミャー子大丈夫?」レナはそんなミャー子が心配で、ミルクだ何だと世話を焼くのですが、それがまた先住猫たちの嫉妬を買うのでした。
レナがいるときはいいのですが、学校や塾に出かけてしまうとミャー子はひとりぼっちで、先住猫と顔を合わせないようにソファの裏かカーテンの陰にいました。
猫は人間の4倍のスピードで年をとるので、人間の1日が猫の4日に匹敵し、レナを待っている時間はとてつもなく長く感じました。
来るんじゃなかった・・・ミャー子は後悔していました。
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- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
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