猫と三味線まっしぐら、な週末

ばりばりばりっ。「ふみゃ〜おぉ」朝の静寂を破る声。

時計を見ると、4:30!!

しばらく放置してましたが、ふうちゃんは私と夫の布団の間をぐるぐる回ったり、壁をかりかりしたり、嫌がらせのし放題。

「テメェ、ぶっ殺す!!!」愛猫じゃなかったら、とっくに切れてるところです。

お腹が空いたのか?遊んでほしいのか?仕方なく起きます。

とはいえ、きのう寝たのは12時過ぎ、土曜の朝にこんなに早起きするつもりもなかったのに・・・とほほ。しばらくネットで時間をつぶして、朝食をとって。

ん!?ふと見ると、ふうちゃん、寝とるやんか!!

ご飯でも遊びでもないんか!ただお母さんを起こすためだけに嫌がらせしとったんか!脱力ーー。なぜなんだ!

変な時間に起きてしまって、今から寝ても調子が上がらないのは必定、でも寝ないわけにもいかず、二度寝しました。

 

お昼から演奏会があるので、何とか起きて行きました。

如葉会

ちゃんとした長唄の演奏会は久しぶり。上智大学近くの紀尾井ホールでありました。杵屋栄之丞先生とお父さんの杵屋五七郎さんも演奏されます。

開演が近づくと、幕の向こうから三味線の音が控えめながら聞こえてきます。調子の最終調整といった感じ。

そういえば、少し前にクラシックの演奏会に行ったとき、オーケストラの皆さんが始まる直前までプープーパオパオと大きな音で手慣らし?調整?をしていたのに驚いたことがありました。お客さんは劇場に入ってそれを楽しむような雰囲気でした。

和と洋の世界の違いですかね。

洋の世界は、練習風景込みで楽しんで、指揮者が指揮棒を振ったら、そこで綺麗に別世界に入れる感覚なんでしょう。和の感覚からすると、舞台に出てまで練習してるのは不思議な感じ。

ま、それはともかく、三味線、唄、笛、小鼓、太鼓とフルにそろうと長唄らしくていいわー。全曲聞けるのもありがたい。

この如葉会、芸大出身の有志で始めて、ことしで40周年だそうです。子供世代も加わるようになってきて、着々と積み重ねた歴史を感じます・・・何か世代的に続けるのが厳しいって声も聞こえますが、もうちょっと頑張ってほしいものです。

紀尾井ホール

紀尾井ホールからの眺め〜。

 

夜から三味線のお稽古です。先生は2曲もフルで演奏(1時間近く!)した後ですが、疲れをものともせず。

楽譜

7月からお稽古を始めた「蜘蛛の拍子舞」のタマ(三味線ソロ)の楽譜です。

何でもこの曲のタマは長唄界最強、最長なんだそうで、これが弾ければ長唄の大変なところは一応さらったね、ということになるんだそうな。(実感ない)

タマは流派や弾く人によって違ったりして、決まった楽譜がありません。私が習うのは師匠が弾いているものなので、既成の楽譜に手を加える必要があります。師匠がこれを覚えたのは小学生のとき。もう感覚で覚えているみたいです。

長唄ってお稽古し始めはぴんとこないけど、やっていくうちに「ああ、こういう雰囲気、世界感を表現したかったんだ!!」と感動する瞬間が必ずあります。

今残っている長唄は、日本人が芸能ってものを自給自足、自給率ほぼ100%でまかなっていた時代に生まれ育ったたものばかり。よくまあ、あの昔にこんなメロディーつくったな、洒脱な歌詞をつくったなと感心するばかり。そんなのがやればやるほどわかってきます。

「蜘蛛の拍子舞」は、能の方では蜘蛛の精と戦う話ですが、長唄では女郎蜘蛛になっています。

「桃色吐息」という高橋真梨子さんの歌がありましたね、「♫咲かせて 咲かせて 桃色吐息」の「もーもいーろとぉーいき」の「とぉーいき」、初めて聞いたとき、おいおい歌謡曲でこんな色気の出し方ありか?って子供ながらに衝撃でした。のっけから、正面から桃色ワールドに包まれる。

あんな感じの雰囲気で、女郎蜘蛛と男の掛け合いで始まるんです。桃色吐息のムードが蜘蛛の糸にかわって耳にからみついてきます。

お稽古進むにつれてまた変わるかもしれませんが、続きが楽しみ。

猫と三味線、ブログのタイトルどおりの週末でしたー。

 

 

ふう

ふうちゃんのひとり言;「起こしてごめんにゃさーい」(その次の朝もふうちゃんは4:30にお母さんを起こしましたとさ・・・)