三味線〜2018お稽古納めでした!

 

杵屋栄之丞師匠、ブログに初登場です!

ファンの皆様、お待たせしました!👏👏

 

師匠は、きのう京都南座から帰って、休む間もなく来月の準備ですが、疲れをものともせず。

 

来月は浅草歌舞伎第二部「番町皿屋敷」で演奏するので、その簡単なストーリーと、演奏する曲を教えていただきました。

 

家宝のお皿10枚セットの1枚が、なぜか割れていた。

 

その責任で殺されたお岩さんが化けて出たときのセリフが、あの有名な「いちま〜い、にま〜い」・・・

 

このように、「番町皿屋敷」というと途中で「四谷怪談」がミックスした話を思い浮かべる人が多いと思いますが(お岩さんは皿屋敷に出てきません)、今回のはどうも違うらしい。

 

とはいえ、登場人物と泣いたり笑ったり・・・でもよく考えると、ちょっと待て、あんなんあるか?ツッコミどころ満載という、やっぱり歌舞伎だよね!という仕上がりです。

 

(ざっくりな説明で済みません。実際見てください)

 

新春浅草歌舞伎

 

三味線

 

喋ってばかりで、三味線、いつになったら弾くんだ?という感じですが、いつもお稽古の最初はこんなです。

 

今は新年会に向けて「越後獅子」という曲をお稽古しています。

 

長唄の中でも超有名な曲で、初めて聞いた人でもすぐ覚えられる軽快な曲です。

 

今、これの替手(かえて)を練習しています。

 

替手というのは、主旋律=本手(ほんて)に連れ添って弾くもう一つのメロディで、いろいろなパターンがあるらしいのですが、越後獅子では本手と全然違うメロディ。

 

といっても、要所要所は合うようにできているので、スナップボタンをかけるみたいにぴたっと決まると気持ちいいんですが、合わないと、着こなしが決まらないというか、ぐずぐずに。

 

私のはまさに何だかわからない感じで、本手を聞く余裕もなく、一人で焦って先に弾いちゃってます状態。わかっちゃいるけど〜。

 

何度も師匠の本手と合わせて、もっと落ち着いて弾くのが一番大事、・・・という冬休みの宿題もいただき、年越しのご挨拶をしてお稽古は終わりました。

 

ことしもいろいろありました・・・一個ずつ振り返っていると年が明けそうです。1年ありがとうございました!

 

ことしは「鏡獅子」「二人椀久」「鷺娘」「越後獅子」をお稽古しました。

 

引越しとかブログとか、自分で忙しくしている気がするんですが、来年はもっと集中してやりたいです。

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。