猫の手貸しますにゃ

朝ーーお母さん、発表会が終わったと思ったら、超々早出?お仕事忙しいにゃ?

「そうだよ、猫の手も借りたいぐらいだよ」

じゃあ、ふうちゃんがお母さんのかわりに、やりたいことをやるにゃ!何でも言ってにゃ!

「えーと、ゆっくり、のんびりゴロゴロ寝たい」

それから?

「好きな人に思いっ切りわがまま言いたい。それで「仕方ないなー」って笑って許してもらいたい」

お安い御用だにゃ!

まず一つ目、ごーろごーろ、ねーむねむ

ふう

 

夜ーー仕事から帰って遅い夕食をとっていると、ふうちゃんが珍しく膝の上に乗ってきました。

わーい!珍しい。

そのときお母さんは、お父さんと結構細かい話をしていて、お父さんの話がくどいので面倒になって席を立とうとしたけど、何とか我慢できたのは、ふうちゃんが膝の上でお母さんの手をペロペロなめていたおかげです。

しばらくすると、足が苦しくなってきた・・・

けど、ふうちゃんが気持ちよさそうにしているのを見ると、無下にどけるわけにもいかず・・・

ここは、「必殺!冷蔵庫の扉あけ」しかない!!

お父さんが冷蔵庫をあけると・・・ふうちゃん、チュ〜ルかと思ってピクンと起きて、自ら膝から降りていきました!

「チュ〜ルちょうだーいにゃ♫」

「さっきまで甘えてたのに、もう、仕方ないなー」お母さんは苦笑。

「好きな人に思いっ切りわがまま言いたい。それで「仕方ないなー」って笑って許してもらいたい」という二つ目のミッションを完了!

ふう

猫ちゃんが愛される理由は、これだにゃ。