そんなに懐かしけりゃ、サラリーマンに戻りな!

サラリーマンをやめて、余生を楽しむうちの夫。

朝、ゆっくり起きて、家事をやり、空手を嗜む。これを余生と言わずして何と言う。

そんな夫が熱く懐かしく語るのは、やはりサラリーマン時代の話です。

私の父も、40過ぎに勤め人をやめて自営業になりましたが、夫と同じようにサラリーマン時代を懐かしく語っていたっけ。

サラリーマンって、大変な思いもするけど、自分一人ではできない、いろいろな経験ができる。

それが、一生懸命頑張ったオレ!という1ページになるんですね。

まあ、父は退職後も仕事していましたけど、余生の夫は・・・

つい、「もう一度サラリーマンになればいいのに」と言ってしまいました。

「え?何で?」と夫。

「だって、昔話してる夫、とっても楽しそうなんだもん」

夫「うーん、楽しかったこともあるけど、嫌なこともその10倍以上あるよ。嫌なことは話さないだけ。嫌なことがふえ過ぎてやめたんだけど」

私「そうかなー。大変だったけど、充実してたんだよ。今の生活、何十年かたって、そんな懐かしそうに話すかな?」

夫「話すと思うけど?」

いや、多分、全て忘れてると思うよ、何となく。

会社の元同僚なんかと昔を語り合うのは、いいですよ。

でも、退職後、一番熱心に話すのがサラリーマン時代のことだったら、何じゃいって思います。

結局そこかよ。サラリーマン大好きだったんじゃんか。

出世しなくても、上司にボロクソ言われても、あんたにぴったりだったんだよ。

何かにイラっとする私でした。

 

ふう

そんなにいいなら、ふうちゃんもサラリーマンやってみようかにゃ?

ん?求人ない?

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。