ペット探偵物語〜藤原博史さん

先日テレビで、ペット探偵という人を見ました。藤原博史(ひろし)さんという、その道では有名な方でした。

この人は本も出していて、面白かったので紹介します。「210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ ペット探偵の奮闘記」

藤原さんは私と同世代なんですねー。というわけで、同世代ならわかる曲をBGMに本を紹介していきます。脳内再生よろしく。

 

「🎵ちっちゃなころから悪ガキで 15で不良と呼ばれたよ」

ここは兵庫県のとある小学校。これからまさに授業が始まろうというとき・・

「きゃーーっ!!トカゲ!!」「わっ、何だ!」「こっち来ないで!!」

先生が見ると、床に小さなトカゲが。教室は大騒ぎで、授業どころではなくなってしまいました。

「こらー!藤原!お前はまたこんなもの持ってきて!!」

藤原少年は、小さなころから虫や動物が大好き。どうやったらテントウムシになれるか、同化したいと思うほど。犬、猫、キジバト、生き物は何でもござれ。

そして、悪気なくポケットにトカゲやら蛇やら「お友達」を忍ばせてしまうのですが、授業を台無しにしたり、生き物に没頭し過ぎて、いつしか「藤原君と遊んじゃダメ」と言われるように。

そして、小学校高学年からはいっぱしの不良少年になって、家出を繰り返します。

両親から連れ戻されるのですが、我慢して学校に行く生活が耐えられず、また家出。年をごまかしてアルバイトで生活したり、スーパーの廃棄弁当をもらって生活します。

ダンボールを敷いて寝ていると、見かねた友人がご飯を食べさせて、家に泊めてくれました。

このころの藤原さんは、まるで野良猫のようですね。人になじめず、外でのびのび暮らして、ときどき優しい人からご飯をもらっているという。元野良猫が脱走ペットを探しているのですから、世の中面白い。

 

「🎵ああ卒業式に泣かないと 冷たい人と言われそう」

中学の先生から、「卒業式にはちゃんと出てくれ」と言われて、藤原少年は渋々出席しますが、その日を境に不良生活終了。とことんやり尽くした上の心境の変化でしょうか。

そこから職業生活が始まります。とはいっても、一ヶ所にとどまるのが苦手なので、お寿司や→喫茶店→ホテルのウェイターと、仕事をどんどん変わります。

余談ですが、藤原さんは、このころ覚えたお客さんと接するノウハウがとても役に立っていると言います。

若い人の中には「ぜひ弟子入りしたい」という人もいますが、ペット探偵は、時間切れ、悲しい結末を迎えるなど、シリアスな場面も多々あります。その時に、好きだけでは務まらない人間力が必要なんです。

また、動物に感情移入し過ぎて、ずっと引きずっている人も向かないそうで・・・優しいだけじゃダメなのね。難しいにゃ〜。

さて、藤原さん、神戸→東京→長野と住所もどんどん変わって、ついに沖縄まで来てしまいました。

のんびりした土地柄に、子供のころから慣れ親しんだ海もある。「ここで動物と暮らせたらいいなあ・・・そうだ、この海で漁師をしよう!」と思い立ちます。ついに安住の地となるか?

その夜、不思議な夢を見ました・・・

 

「とんでとんでとんで まわってまわってまわる〜」

それは、自分は「ペット探偵」になって、行方不明のペットを捜索しているという夢でした。・・・夢うつつで思います。何これ?そんな仕事あるの?・・・そうだ、まだ誰もやっていないなら自分がやろう!

そうして1997年、「ペットレスキュー」を立ち上げ、以降はペット探偵の第一人者として活躍。

最後の歌は「夢想花」です。タイトルだけが合っているので採用しました。この仕事が夢のお告げだったとは本当に不思議。脳内再生100万回ですな。

 

ふう

お母さんのスマホ、急に壊れたって?ライオンズゲートのせいかにゃ?

ライオンズゲートは昨日で終わったの!スマホ調子悪いから、ふうちゃんの写真は使い回し!とほほ。

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。