「沖縄復帰50年の節目」の鳴り物入りで始まった「ちむどんどん」、引き続き見るのがつらくなってきたさ〜。
長男、比嘉賢秀くんは、全くの名前負けで「沖縄のアホな男」を体現してて、父の亡き後、母が必死で子育てして、自分の下に妹が3人もいるのに、二十歳過ぎても無職でブラブラ、ついに怪しい投資話に引っかかってしまいました。
復帰直前の沖縄は、ドルから円に交換する際、為替の差益を狙った投資詐欺があったようで、これに引っかかったんですねー。一攫千金どころか、親や親戚から借りたなけなしのお金がパーに。
(松本清張の小説に、藩札が円に切り替わるとき、インサイダー情報を持っている人が大儲けした話を土台にしたのがあったな)
騙されたと気がついた賢秀は、怒りに任せてお店で大暴れ、お店の内装、什器、営業できない間のお金も弁償することになって、「元手が倍になる」どころか借金が倍になる事態になりましたとさ。
それでも、優しいお母さんの仲間由紀恵ちゃんは一言も咎めないんですねー、店長さんや、お金を借りたおじさんに頭を下げて回ります。これにはイライラさせられます。ビシッと言ったらんかい。
賢秀は、姿をくらまします。(旅費はどうした)
「私の東京行きはどうなるの?」と不満顔の主人公・暢子。東京に進学する友人が羨ましくて、一緒に上京したいようです。行くなとは言わないが、今は無理に決まってるだろ!一旦は就職してお金貯めて行け!と思いますが、そう思うのは視聴者だけのようです。
数ヶ月が過ぎて、暢子の高校卒業が近づいてきました。
教師をしている姉は、給料の前借りをして、おじさんへの返済金、暢子の上京資金を作りますが、偶然、母も給料の前借りをして、おじさんへ返済しようとすると、
そこへ、タイミングよく「賢秀がお金を送ってきた!」と知らせが・・・。何と、ボクシングを始めた彼は、たった数日で(放送日換算)大金を稼げるように!そのお金は、詐欺に取られたお金の弁償、一家の借金、暢子の上京資金が全て賄えるほどの大金でした!!
・・・って、何じゃこれは・・・「詐欺に遭ってさあ大変!と思ったら、夢でした」「宝くじに当たって、めでたしめでたし」的な展開に、見て損した感が・・・
5月15日の沖縄復帰に合わせて話を作ったんでしょうが・・・無理しなくてよかったんじゃないかと思います。
ドラマが「作り話」なのは知ってるけど、「いかにもありそう」な嘘をつくのが腕の見せ所ではないかしら。
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- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
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