先月のことになりますが、うちの三味線の師匠・杵屋栄之丞と、フランス料理の巨匠・秋本純一さんのコラボ企画がありました。場所は、劇酒場の忠臣蔵。
秋本さんは、銀座「マキシム・ド・パリ」を経て、京都の福寿園が東京駅に出した支店、「フランス茶懐石」のお店でシェフをされていました。名前のとおり、フランス風の懐石料理で、ワインが似合います。そして、福寿園らしく、ほとんどのお料理にお茶の隠し味が笑
今はそのお店は閉店しましたが、コロナ前は福寿園で秋本さんのお料理をいただきながら演奏を聞く〜というのを季節ごとにやっていました。今回はそのリバイバル版ですが、時間も短めにして、そろっと始動しています。
忠臣蔵もリニューアルされて、今では店内、全部座敷になっています。
三味線の音は練習で毎日聞いているけど、師匠の音はまた格別です。仕事で疲れた耳と心を清めに行ってきました。秋本さんのお料理も久しぶり、こういうイベント、久しくなかったな。
さて、ここから本題。
来ているお客さんは10人ちょっとでしたが、その中に「師匠の三味線の弟子で講談もたしなんでいる」Hさんという人がいました!!「えーっ!」自然と私の声がでかくなる!
このHさん、松鯉先生の教室に通って10年というベテラン。ということは、3年前、私が松鯉先生の教室に通っていたときは、いらっしゃったわけですよね?三味線の師匠が同じなのに、どうして今まで私たち出会わなかったのかしら?
実は、Hさんは三味線の発表会には一度も参加したことがない。また、私も3年前は師匠に講談をやっているという話はしなかったので、接点がなかったんです。
「実は私松鯉先生の教室に通っていまして・・・」とカミングアウト?しましたが、当然、私の存在は覚えていませんでした・・・たった3ヶ月だし、そりゃそうだよねー。
Hさんが「今は人が増え過ぎて、お昼と夜に分かれています」と。そうそう、松鯉先生の教室はとにかく人が多く、出席を取るだけで一苦労でした。発表会も人数が多く、一人当たりの時間が短いと聞きました。
あのとき、Hさんと知り合っていたら多少は心強かったかもしれないけど、春に声が出なくなったのは変わらなかっただろうなー。落ち着くところに落ち着いたと思っています。
お店での一コマ。左が師匠、右の立っているのが忠臣蔵のオーナー松元信太朗さん。(Hさんと私は写っていません)
松元さんも数年前から松鯉先生のところで講談を始めました。やめてなかったら、私は松元さんの先輩だったんですが笑
とりあえず、Hさんと松元さんの出る10月の発表会は見に行くことにしました。いつの間にか違うクラスのお友達ができていました。
亀が〜
投稿者プロフィール

- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
最新の投稿
- 2025.03.16講談教室講談、ちょっと不思議な縁
- 2025.03.16もろもろインスタ、そもそも論で苦しむ
- 2025.03.16三味線発表会の裏テーマ
- 2025.03.16もろもろ発表会が終わり、小さな達成感