暗譜にチャレンジする気になったのは

 

先週は、コロナ後初めて一週間続けて出勤できました。すごーい。帰るとぐったりでしたが、「元に戻ってる感」は得られました。

 

反面、この一週間は、お稽古はほとんどできませんでした、、、。今までどおりの暮らしをすることが「完全復活」だとしたら、半分だけですねー。

 

とはいえ、発表会まで日にちもないので、そうも言ってられん。

 

今回の発表会、三味線のチャレンジは、「暗譜」部分を大幅に増やしたいなあと思っています。

 

うちの師匠は、暗譜しろと言ったことはないので、自己満足の世界。

 

今まで、タマ(三味線ソロ)は暗譜していましたが、5分ぐらい。今回は、後半10分を覚えたいです。

 

発表会に出す、長唄「楠公」ですが、前半は、楠木正成が息子と別れる悲しい雰囲気。そして後半は合戦シーンでテンポが速い。後半は、楽譜をめくるタイミングが難しいんです。

 

三味線にとって「楽譜をめくる」って大変。両手が塞がっていますから、、、。

 

糸を押さえる左手の仕事がないとき(開放弦を弾いているときね)、又は唄が伸ばして三味線を弾かないタイミングを見計らってめくるんですが、曲が速いと、かなりタイミングに気を取られます。

 

このため、何かうまくいかなかったなーという演奏は、譜めくりの前後に集中しています、、、師匠はさすがにめくるのはうまい。

 

暗譜したら譜めくりから解放されますが、でも、途中で忘れたらどうする?という恐怖がありますよねー。というわけで、ずーっと躊躇していました。

 

しかし、高熱が引いた後、初めて三味線を構えたとき、なぜか「やってみよう」と気が変わったんです。間違えたっていいじゃない、何とかなるよ、と。

 

というわけで、暗譜に努めていますー。まだできないけど。

 

何で急にやる気になったのか?病み上がりだったのに。それはわかりません。何せ未知のウイルスですから。

 

要は、自分でややこしくするのが好きなんだと思います。

 

顔が大きく写ってますが、小顔ですにゃん・・・