あなたのことを想っているよ

 

この一週間、お父さんもお母さんも、ずっとうちにいるんだにゃ。お母さんに甘えてゴロニャン、お父さんにちゅ〜るをねだって、いい感じだにゃ。

 

さて、安倍元総理の国葬が今日行われますね。

 

 

国葬とは何だとか、エリザベス女王と比較されたりしましたが、やっと一つのモヤモヤにケリがつくー。

 

とはいえ、安倍さんの事件とともに、宗教をめぐる問題が出てきました。

 

もう大分前、30代の始めの頃になりますが、友人のMちゃんという子が、自分も以前に入信していたと話してくれたことがありました。

 

Mちゃんは、一見フツーの同世代の女性でしたが、今から思うと、一生懸命フツーでいようとしてすごく頑張っていた気がします。

 

ちょっとだけ、自分が信者だったときの本音を話してくれました。

 

お腹が減ってめまいがするほどなのにハンカチを売り歩き、お店でみんながおいしいものを食べているのが羨ましくてたまらなかったと。また、家族が必死に説得して、こちらの世界に戻ってきた話をしてくれました。

 

そんな話を、当時はフツーの友人として出会った後だったので、「高校のとき部活をやめた」レベルの話題として聞いていました。

 

Mちゃんは、脱会してから何年もたっているのに、業界?の人には分かるのか、街で突然「今朝から、こちらの方角に何かあると気になってやってきたんですが、あなたには@@が憑いています。私が除霊して差し上げます」という輩が寄ってきて、金額も巧妙に、安くないけど払えなくもない額で・・・引っかかってまた傷ついたり。

 

最後に会ったときは、Mちゃんは「旅行に行ってきたよ!」と、お土産をくれ、旅行の話を延々としていました。その頃私も悩み多き年頃だったので「自分の話ばっかりして!もう会わない!」とヘソを曲げて笑、連絡を取らなくなってしまいました。

 

今から思うと、彼女は、そのとき仕事も不安定で、心を立て直すのに必死だったのかも。Mちゃんは明るく活動的な人物を演じ、私は話を聞いてあげる優しい友人を演じ、お互い疲れちゃったのかも。

 

Mちゃんは、鼻筋の通った美人さんで、すらっと背が高くて、東京生まれなのに焦ると東北訛りが出るのが可愛かった。思い詰めて考え過ぎてしまう、繊細な人でした。

 

Mちゃん、元気にしてるかなー。笑顔でいますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。