三味線、違う方向からアドバイスが

 

三味線、2月末の日曜日が発表会なのに、

完全に煮詰まっていました。

 

「松の翁」って曲をやるんですが、曲の最後に、私の苦手な裏拍が出てきますが、

もう1年以上弾いているのに、できん。

 

三味線のお稽古に行くとまれにできることもありますが、家に帰ると、

なぜか再現できん。

 

なぜできないのか?あのときはなぜできたのか?さっぱり分からない。

この裏拍こそが、この曲のキモなのに。

ああ・・

裏拍って、何年やっても苦手・・・

 

そんな愚痴を踊りの先生に言ってみたら、

「今までどんな練習をされたんですか?」と聞かれました。

 

えーと・・・

 

本手を録音して替手を入れてみるとか、三味線の先生が言ったことは一通りやったんだけど、

効果がイマイチで、何をやったか覚えてなくて、説明できませんでした😅

 

すると、踊りの先生がアドバイスしてくれたのは、

 

「裏拍は、まず、自分で本手をゆーっくり弾いてみて、それに裏拍を入れてみてください。バカバカしいぐらいゆっくりから始めて、徐々にスピードを上げるんです。人間の体はそんなに早く反応できませんから、じわじわと間合いを詰める感じでやるんです。すると、どんなに本手が速く弾いても、ついていけるようになりますよ」

 

踊りの先生の本職は清元の唄い手さんなんですが、三味線も弾けるので、その苦労も分かっている人です。

一筋の光が見えた〜✨

これならいけるかも!

この方法に賭ける!!

 

ってことで、あれから一週間、同じところばかり(数十秒のところだが)練習してみました。

 

確かに、クソゆっくりから始めると、当たり前だけど、裏拍を入れるのが成功します。徐々にスピードを上げると、どうしても越えられないスピードがあります。疲労によってペースも落ちるので、成功確率の高いスピードを探して何度も弾きます。

 

一回弾くごとに録音して、何度も弾いて、何度も聞きます。カメのスピードですが、徐々にできるようになっています。まだ発表会のスピードではないけど。

 

三味線の先生も、ひょっとして同じようなこと言っていたのかな〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。