「レンラククレ!」姉が母に電報打った件

「母に電話したけど、電話機が壊れているようで、つながらない。

電報でも打とうかな」

四国の姉からこんなLINEが来ました。

私も実家に電話してみましたが、「電話機が壊れているようです」という音声案内が流れるだけ。確かに壊れてる。

2週間ほど前に、父が入院しました。(もうよくなった)

入院当初、母は病院に寝泊まりしていて、連絡手段はスマホ。

2年前、母にスマホを買ってあげたのですが、「目が見えないし、どこを押せばいいか忘れる。第一、固定電話で間に合ってる」というわけで、母は今までどおり昭和の生活を送っていました。

しかし、父の入院という緊急事態が、スマホの必要度を上げた!

電話が来たら、あちこち押して、たまたまつながるとか、そばにいる看護師さんにとってもらうとか、本当に初歩的レベルですが、スマホを使った!

それが、病院の寝泊まりが必要なくなって母が自宅に戻ると、スマホはまた固定電話の補助みたいな位置づけになって、机の上かカバンの中に「固定」されてしまい・・・

本物の固定電話もつながらないとなると、こちらから連絡のとりようがない!

どうやら姉は本当に電報を打ったようで、翌朝、母から連絡が来たそうです。電話機を直しに電気屋に行っていたんだって〜。

電報って、いつの時代??

母は、頭は悪くないのですが、新しいものが出てくると「別になくても間に合ってるし」と言って、なじまない生活をしていました。

銀行カードも持っていないので、今でも窓口でお金をおろしています。携帯も持たず。

便利さを味わってないので、なくても不便だと感じない。

ただ、自分で使おうと思うと全く操作ができないという事態になってしまいます。

電話一つあれば何とかなったのに・・・なんて本人も周りも巻き込んで後悔することになる前に、「間に合ってるし」なんて言ってる場合か!覚えろよ!ですよね。

実は私も「キャッシュレス決済って面倒ー。現金で間に合ってるしー」というタイプ。母を見るにつけ、これではいかんと思うのですが・・・

 

ふう

キャッシュレス?知らん。

猫は昔からゲンキンな奴、現金主義だにゃ。

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。