文芸社で本を出すということ4

そういえば、文芸社に行ったとき、日舞の経験が役に立ったことがありました。

素人が玄人の世界に参加するときの値段感覚がわかることです。

文芸社で出版説明を受けたとき、私に提示されたのは、当初200万円ほどの見積もりでした。

ここでびっくりして、回れ右して帰る人が多いそうです笑

「今ならこんなタイムリーなサービスがあります!」と、そこから数十万下がったら、お客さんは「こんなに安くなって!」と感激しますよね。

私も感激しました笑

でも、やっぱり安い買い物じゃないです。

どこかで見たことあるなと思ったら、以前舞台に立ったときもこんな値段でした。

日舞の方がもっとヤクザな世界です。

最初に師匠に払ったお金が終わりじゃないです。

明細もないです。

本番が近づいて、偉い先生にお稽古をしていただくとか、かつらを合わせるとか、衣装を着せていただくとか、その都度その都度何やかや・・・

最初に計算してから話を振ってくれ!!

と言いたくなるような。

日本はありがたいことに、素人でもお金さえ払えば玄人ごっこができます。

国立劇場、歌舞伎座、小ホールでも、貸し切って、着物を着て、お化粧して、カツラもかぶって、地方(じかた)をつけて。

お金さえあれば、ね。

その後、素人の踊りの舞台を見ても、札束が舞っているのが見えるようになりました。

本屋の文芸社コーナーに行っても、同じ現象が起きています。

自分は本当に庶民だと思います・・・。

 

ふう

でも、年に2回舞台をやってる友人もいるにゃ!

自分で稼いでぱーっと使う!本人幸せそうだにゃ!

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。