午後からは三味線のお稽古でした。
場所はいつもの劇酒場・忠臣蔵。
「こんにちはー!」とお店に入ると、師匠の様子が変。
「風邪引いたわけじゃないんですけど・・・」声が全然出てません。
きょう、体は大丈夫なのに、声だけがかすれて、出なくなってしまったというのです。
私の経験からすると、声だけ出なくなるときは、疲れがたまっているとき。話さないわけにいかないので、治るまで不便です・・・
「弾く方は大丈夫なので、お稽古はできます」
というわけで、いつもはお稽古を始めるまでおしゃべりしているんですが、さっさとお稽古が始まりました。
「時雨西行」は、三味線を始めて1年ぐらいしてからお稽古した曲です。懐かしい。
三味線のお稽古は、普段は師匠が弾き唄いして私は弾いているんですが、ほとんど唄なしで、とりあえず始めから終わりまで弾きました。
やっぱりいい曲だー。師匠もお気に入り。
全体を弾いた後、また最初に戻って、細かい指摘を受けました。
三味線の手そのものは、この前やっていた「蜘蛛の拍子舞」に比べるとずっとやさしいんですが、細かく見ていくとやっぱりところどころ大変・・・
「この部分、スクイが早くなるので、自分で弾いたのを録音して、聞いてみてください」
いつものようにスクイを注意される私・・いい加減これは何とかしないと・・・
それにしても、師匠、だんだん声が出てきてない?と薄々思っていると、、、
「あ、声が出るようになった!」
やっぱりそう!
最初よりずっと出てる!これだけ出れば大丈夫!よかった!
時雨西行が霊験あらたかなのか、好きな曲を弾いたから細胞レベルまで活性化したのか、一緒に弾いた弟子がよかったのか笑
原因不明の症状は、治るときも原因不明なのでした。
何でかにゃー。
誰にでもできる治療じゃないけどにゃ。
次、風邪の引き始めとかに西行を弾いてみると、効果がわかるかもにゃ。
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