チョボは、レオに親子かどうか鑑定してほしいとお願いしていたのでした。
レオ「残念ながら、違うね!」
チョボ「ええーーー!?だって、チビちゃんの尻尾見たろう?オレのと同じだろう?」
レオ「だって、そんな尻尾、よくあるっちゃあるもの。
あの子猫たちはみんなかわいいね。きっと母猫も美人の三毛猫なんだろうね。」
チョボ「お前の言いたいことはわかるよ。三毛猫はもれなく面食いで、美人ならなおさらだ。その美人で面食いのミケが、オレみたいなのを相手にするはずがないってね」
レオ「いやいや、そんなことは言ってないよ。お前の匂いと子猫たちの匂いが違うから親子じゃないと言ってるんだよ。」
チョボ「そ、そうか・・・」
レオ「まあ、ほかの猫の嗅覚なんて余り当てにならないけど。一番覚えてるのはお前だろう。母猫のこと、覚えてないの?」
チョボ「そ、それが・・・あの時期はぼーっとして・・・」
猫の恋愛の主導権はメスにあるので、オスは精神的に待ちの姿勢なのでした。なので、誘われたら誰でもよかったから覚えてないとは、恥ずかしくて言えないチョボでした。レオもその辺は追及せず、
「ま、チビちゃんに一目惚れした、それで父性愛に目覚めたってことかな?」と言うと、
チョボ「いや、やっぱりオレの娘だよ!」
レオ「じゃあ、キーちゃんがあの尻尾でも娘だと言い張る?」
チョボ「キーちゃん・・は勇ましいからなあ・・・やっぱりチビちゃんかわいいなあー」
などと言って、二匹は帰って行きました。
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