それは、まだまだ続く物語だった

 

あの世で、名だたる歌舞伎の戯作者たちが、口をあんぐり開けて驚いているのが見えるような〜。

 

近松の爺さまに、この展開、まさかあなたの筆ではないですよね?と聞いてみたい。

 

週末、猿之助さんのニュースを聞いて、私もびっくり仰天してしまいました。

 

猿之助さんのいとこに当たる香川照之さんが歌舞伎の世界に飛び込んだ時も、歌舞伎みたいだなあと思ったものです。

 

別れた両親、理由は父親の浮気だったのに、父の仕事を継ぐために歌舞伎の世界に飛び込んだ香川さん。

 

一説には、香川さんは自分の息子に歌舞伎をさせたい、そのためには自分が後ろ盾として歌舞伎の世界にいるのがよいと判断しての行動らしいんですが。

 

父親へのねじくれた愛情というか執着というか・・・

で、あの時、何か気になって歌舞伎座に行った私☺️☺️

 

その時、当時亀治郎さんだった猿之助さんの舞台も拝見して、

ああ・・・これぞ歌舞伎・・・

抜群の安定感、安心感。

つまり、子供の時からの積み重ね、

そして、この先も、この人は、きっと芸に精進していくであろう、未来への安心感・・・を感じました。

 

それが、こんなことになるとは。

 

猿之助さんの代役を演じたのが、香川照之さんの息子っていうのもなあ・・・

 

多分、外から見ている我々には理解できないだろう。いろいろな思いを抱えていたんだなとしか言いようがない。

 

遺書の内容とか、動機とかマスコミに出てるけど、誰か作ってるんじゃないかと思うんですよ。

 

ともかく、猿之助さんには、しばらくゆっくりして、心と体を休めてほしいです。

 

ちなみに、猿之助さんの代わりを務める團子クン見たさにチケットを取ろうとしましたが・・・お昼の部はソールドアウトでした!!皆さんミーハーですねぇ。(私もか)

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。