チビ「レオは何でまた野良になったの?飼い猫はご飯いっぱい食べれるでしょう?」
レオ「あ、僕?」レオは茶色の瞳をくりくりさせて、ふふっと笑いました。
レオ「飼い猫って退屈なの。かわいい女の子もいないしね。先住猫もヤローで、生きてるのがつまんなくて。」
チビ「レオは何でまた野良になったの?飼い猫はご飯いっぱい食べれるでしょう?」
レオ「あ、僕?」レオは茶色の瞳をくりくりさせて、ふふっと笑いました。
レオ「飼い猫って退屈なの。かわいい女の子もいないしね。先住猫もヤローで、生きてるのがつまんなくて。」
レオは約束通り「おれのえさ場においでよ」と誘ってくれたので、ある日の夕方、チビとクーは、レオと、普段は来ない、公園の反対側の方に向かっていました。
両国のシアターX(カイ)で「東京大空襲 下町炎上」という舞台を見ました。
キー子の一件以来、子猫たちに喧嘩をふっかけてくる者もなく、むしろ仲間として認識されるようになりました。
チョボは、チビたちのところからの帰り道、さっきの広場で黒猫に報告をしていました。
二匹の喧嘩は長時間にわたり、サビ猫は一向に攻撃を緩める気配がなく、キー子も一歩も引かず、大きな黒猫が「いいかげんにしろ!」と一喝し、やっと終わりました。