そういえば、文芸社に行ったとき、日舞の経験が役に立ったことがありました。
素人が玄人の世界に参加するときの値段感覚がわかることです。
文芸社で出版説明を受けたとき、私に提示されたのは、当初200万円ほどの見積もりでした。
ここでびっくりして、回れ右して帰る人が多いそうです笑
「今ならこんなタイムリーなサービスがあります!」と、そこから数十万下がったら、お客さんは「こんなに安くなって!」と感激しますよね。
私も感激しました笑
でも、やっぱり安い買い物じゃないです。
どこかで見たことあるなと思ったら、以前舞台に立ったときもこんな値段でした。
日舞の方がもっとヤクザな世界です。
最初に師匠に払ったお金が終わりじゃないです。
明細もないです。
本番が近づいて、偉い先生にお稽古をしていただくとか、かつらを合わせるとか、衣装を着せていただくとか、その都度その都度何やかや・・・
最初に計算してから話を振ってくれ!!
と言いたくなるような。
日本はありがたいことに、素人でもお金さえ払えば玄人ごっこができます。
国立劇場、歌舞伎座、小ホールでも、貸し切って、着物を着て、お化粧して、カツラもかぶって、地方(じかた)をつけて。
お金さえあれば、ね。
その後、素人の踊りの舞台を見ても、札束が舞っているのが見えるようになりました。
本屋の文芸社コーナーに行っても、同じ現象が起きています。
自分は本当に庶民だと思います・・・。
でも、年に2回舞台をやってる友人もいるにゃ!
自分で稼いでぱーっと使う!本人幸せそうだにゃ!
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- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
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