ピアニストの仲道郁代さんが、新聞コラムに「弾ける」ことと「演奏する」ことは自分の中では別のことだと書いています。
「演奏する」こととは、楽譜をただ奏でればよいというわけではなく、作曲家と別の人間の考察により曲の本質を浮かび上がらせ、その作品にふさわしい音を表現することだと。
自分の最上最の形で一回のコンサートの場で表現するために、練習のプランニングを練り、工程表を作り、公演までに自分は演奏できると思えるか・・・と緊張の日々を過ごすと、短い文章ながら、演奏家の毎日の在り方が書かれています。
最後の文章が美しいです。
「そうして極限まで準備を重ねた後に、コンサートでは“降りて”来るのだ。」
「自分が演奏していることも超越した、鳥肌が立つような瞬間。ただただ音楽の神に仕えているとでも言おうか、美しさの本質に邂逅できたと感じる瞬間。そんな境地に私はずっと取り憑かれている」
私も、いつかここまで深く演奏に向かえたらいいなと思います☺️
コラムには、コロナ禍の最初の約半年、公演が次々中止になり、ひどい不全感に苛まれたこともあると正直に書かれています。
レベルが全然違うんですが😄😄😄私たちの発表会も延期に延期を重ね、明日、1年7か月ぶりに開催されます。いよいよです!!
仲道さんのコンサートに行ってみたくなったにゃ〜
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- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
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