松本清張1・・・「疑惑」

通勤途上、スマホをいじってる若い女性に足を踏まれました。

バツが悪そうにするならまだしも、この世には自分とスマホしかないという態度に腹が立ち、小さな反撃に出てしまいました。

いつも穏やかな私としたことが、おほほ・・・満員電車は人間修養の場ですわね。

ふと、松本清張の小説「疑惑」に、「あなたはそのとき電話で話し中だったでしょう?ということは注意が集中せず、上の空で見た程度だったでしょう?」と言って目撃者の証言を覆す弁護士のセリフがあったなあと思い出しました。

お盆明けから松本清張を読んでます。

東京へ向かう新幹線の車中で読む本を物色していたとき、今まで読んだことのない筆者の本を読もうと思い、たまたま選んだのが松本清張「疑惑」

ストーリーは、

雨の中で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ・・・夫には高額な生命保険がかけられ、妻は見るからに悪そうな女。

これはもう妻が保険金目当てに夫を殺したんだろうと新聞、週刊誌が煽ります。弁護士も勝ち目はないと見て辞退。

やっと引き受けたのが見るからにダメそうな弁護士。

ところが、この弁護士、ダメじゃないんです。できる弁護士で、女に不利と思われていた証拠を次々破っていきます。

慌てたのが週刊誌の記者。今まで女が犯人だとさんざん煽ってきたのに、まさか無罪放免になったら、どんな仕返しをされるかわからない・・・

てなストーリーで。

松本清張、おもしろそうだなと思った最初の小説でした。

ふうちゃんの写真も推理小説風?

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。