ノラ猫「お吟」あらわる

夫が「隣の家の植え込みにノラ猫がいる」というので、2階の窓からそーっと見てみると・・・

いた!!

お吟

鋭い目、スキのない表情、紛れもなくノラ猫だ!!

それにしては、この毛皮、白地に大筆を大胆に振るったようで、なかなかいいじゃないですか。

おでこのあたりは薄墨をちょいちょい施して、お顔には余分な模様が入っていないから気品を感じる。

うーん、創造主はこのにゃんこを美猫としておつくりになったようです。

猫「あに見てんのよ」

ふう香「あ、失礼しました。なかなかおきれいだなと思って」

猫「ふん。あんたに言われるまでもなく、そんなことこちらでちゃんと心得てんだよ」

ふう香「お見それしました。あなた様はひょっとして、時々うちのお庭でお見かけした猫さんですか?」

猫「ここはあたしが子供のときから来てるから、きょうも来ただけだ。

後からのこのこやってきて、うちの庭とか言う人間の理屈は知らないね」

そこまで言って、猫はしゅっと走って、隣家との境の細い道を行ってしまいました。

この猫には勝手に「お吟(ぎん)」と命名しました。

(オスだかメスだか知らんけど・・・)

滅多に姿を見せないので、次はいつ来るかな〜

 

はな

これは近所のお花。

 

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。