三味線と前世の物語

 

お稽古ブログなので、お稽古のことを。とはいえお正月なので、お屠蘇気分で一つ。

年末に、とあるスピリチュアルカウンセラーさんに見てもらう機会がありました。

 

前世はたくさんあるらしいので、「三味線と関わりのある前世について教えてください」とお願いすると・・・

な、何と「江戸時代の置屋の女将」!!!

 

住所は花のお江戸!!

 

最初は一芸妓だったのですが、前女将が急逝し、亡くなる直前に女将に気に入られていた私が後継指名されたそうです。そのとき16歳!!!

 

本人、ずっと現役でいたかったのに、それからずっと女将として踊りや三味線を教えていたそうな。

 

「もっと自分のためにお稽古したい!」という気持ちが、今のお稽古好きに向かっているらしい。

 

接客業(ルックス重視の)、水商売、経営、人を雇う、人材育成、、、今生でやろうと思わなかったものばかり笑

 

参考のために、映画「陽暉楼」を見てみました。

 

これは高知の遊郭を描いた話で、池上季実子さんが憂いのある美人芸妓の役、浅野温子さんも若くて勢いがあります。

 

女将役は倍賞美津子さん。ウィキペディアには「女将の座を得るために呪いをかけた」とか「芸妓から恐れられている」「一筋縄ではいかない」と紹介されていますが、女将ってまさにこんな感じ。

 

火鉢の前にじっとして、渋い着物を着て、怖い顔で大人の理屈を言う「はー、所帯を持ちたい?借金返してから言いな!」とか。

 

ほんまですか?これ私ですか?

 

夫に言うと、「ふーん、三味線にまつわる前世って言うと、そんなところじゃない?まあ信じるも信じないもあなた次第ってやつだね。」と、鼻で笑われました・・・

 

夫は、決して前世を信じない唯物論者ではなく、どうやら自分が出てこないのが悔しかったようです。

 

そこで、女将時代の夫との縁を聞いてみると・・・

ふう

何と、夫は「前女将の息子」!!!

 

本来なら前世の夫が継ぐべきだったのを、頼りないのと経営に向いていないというので笑笑、

 

私に白羽の矢が当たったそうです。

今と同じじゃん!!

 

しかし、私に置屋の経営ができたんでしょうか・・・お店を潰してしまったら申しわけないし、女将さんに顔向けできないし・・・

 

と思っていたら、前世も同じことを言ったらしく、前女将は「だからこそあなたにやってもらいたい、あなたになら潰されても構わない、それが本望だわ」と言ったそうな。

 

前女将のお気に入りだった私、前世の私も前女将を慕っていたんでしょうね。この言葉を胸に必死で頑張ったのは想像に難くない。

前世で夫は置屋の裏方をしていましたが、ずっと後になって私と夫婦になったようです。

 

私達の生活の中心は置屋。毎日毎日、ヒト、モノ、カネ、心までが、うねりを上げて通り過ぎてゆく。

 

「もっと夫婦らしいこと、できたはずなのに・・・」そんな不完全感があり、今につながっているらしい。

 

今回の私たちは、シンプルな暮らしをわざわざ選んでいたようです。

 

「今度、私たちの店(置屋)の跡地を探してみたいねー」と夫と話したのでした。

ふう

 

アメリカの生んだ偉大なサイキック(透視預言者)エドガー・ケイシーは「前世を知って、反省点も教訓も、それを今の人生に十分生かせるのなら、意味があることだ」と言っています。

 

思ったのは、人は何百回も生まれ変わっているのだから、恐らく今の自分が興味のあることは、似たことをやった前世があるんでしょう・・・ということ。三味線も、踊りも、講談師も、漫画家も、前世で既にやっているのかもしれない。

 

それをもう一度やろうとしているのだから、安心して励めばいいのでは?何にでもなれるのでは?ということです。

 

ま、それもこれも、お正月の夢物語と思ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。