久しぶりに実家に電話して、母と講談発表会の話をひとしきりしました🌸
話が変わったところで、母が「ところで、この間は、ご心配をかけたみたいね」と。
先日、こんなことがありました。
夜、四国に住む姉が実家に電話をしたら、母が出ません。いつもなら起きている時間なのに。
一人暮らしの母に何かあった?まさか倒れている?
姉の行動は速かった。
お隣のHさんの奥さんに電話して事情を話し、実家の裏縁から入って母の安否を確認してもらうと・・・
母、こたつで寝てた😅😅😅
母は、その夜、早めにお風呂から出て、こたつに入ってテレビを見ながらうたた寝したそうです。物音がするので目を覚ますと、目の前にお隣のHさんがいて、びっくりしたそうです(そりゃそうだよな〜)
耳が少し遠いので、テレビの音が大きく、固定電話の音に気がつかなかったらしい。
母は、姉からひどく叱られた模様。「心配かけたねえ」なんて飄々と言っていますが、子供から怒られてプライドが傷ついているはず。
母からすると、うたた寝していただけなのに、姉に怒られて、近所の人も巻き込んで騒動になったのが不満そうでした。
母「もう、最近あの子に怒られてばっかりじゃ」
私「亡くなったお父ちゃんもしょっちゅう姉ちゃんに怒られとったけど、
親を叱るぐらい口が達者になったんか〜💕
そんな立派な子を育てたワシ、偉いの〜💕
って、勝手に喜んどったが。あんたもそう考えりゃええが」と言ったら、
母「そうじゃったな〜、お父さん、そう言っとったな〜」と笑いました。
これをブログに上げようか迷っているうちに、話がまた進みました。
姉は、今回のような時のために、お隣のHさん、Yさんに実家の鍵を預かってもらい、何かあったら様子を見に行ってもらうようにお願いしようとしていました。
付き合いの長いYさんは引き受けてくれましたが、今回様子を見に行ってくれたHさんは、「お宅のことばかりやっていられませんよ」と、ぴしゃりと断ったそうです。(実際はもう少し柔らかく言ったようですが)
また、携帯電話にいきなり電話をしたのも、Hさんの気分を害したようでした。友人のツテを頼って電話番号を知ったのですが、教えてくれた友人にも、とばっちりが行ったようです。
(お隣なのに、個人情報保護で連絡先を知らないのは不自由ですが、それが現代なんですね)
Hさん一家が引っ越してきたのは5、6年前でしょうか、母はよく「Hさんの奥さんとは気が合って、今日もこんな話をしたよ〜」と楽しそうに言っていましたが、母とは親子以上に歳が離れているから、気を遣ってくれていたのかも。
Hさん、子供もまだ小さいし、仕事も地域の役員もやっていて、他人の「いざというとき」を託されるのはやはり荷が重いですよねえ・・・
Hさんに断られて、姉は「ああ失敗した、昔の近所付き合いと違うのに、距離感を見誤った、どうかしてた」と反省しきりでした。
今、姉はお年寄り見守りサービスを検討中です。もう予約も取って、業者が実家の下見に来てくれる日時も決まったそうです。やることが早い。
姉は気が回るので、過去に何度も「何もそこまでしなくても・・・」と思ったことがありますが、「やっておいてよかった」ことも多々あります。姉に任せ切りの私があれこれ言うのも気が引ける。
母も、一応、お隣に鍵を渡すことを了解はしたけど、、、
何でワタシこんなことしなきゃいけないの?
本当はこんなお願い、したくないよ!
まだ元気なのに!
電話で話していると、母の内なる声が聞こえるようでした。見守りサービスならご近所に頭を下げる必要もないし、抵抗ないかな〜。
母も姉も、どちらの気持ちも分かるよ〜。
お母さん、年を取るって難しいね・・・
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- 猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。
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