我が家のイチジク祭り

 

この時期になると、イチジクを食べたくなります〜。

 

というのも、、、

 

30代の始め頃、私は毎年、稲刈りをしに実家に帰っていました。

 

もともと両親二人だけでやっていた田んぼですが、年のせいでつらくなってきたからと、稲刈りの時期だけ助っ人していたんです。

 

土日と祝日を使って帰るので、そんなにたくさんは作業できませんでしたが。

 

父の田ぼは、刈り取った稲を、はぜ(はせ)に架けるという方法で、こうすると稲の軸の甘みが実に集まり、なおかつ秋の寒暖差の中で実が十分に熟するという方法でして、

ご飯が冷めても美味しい、めちゃうまのお米でした!!

親戚、友人にも大好評!!

 

農作業の休憩時間に、田んぼの隅に座って、両親とおしゃべりしながらお茶飲んだり、お菓子を食べたり、楽しかったですね。

 

そして、田んぼの隅にイチジクの木があって、実を取って、おやつに食べていました。

 

「葉の裏にあるけえ、よう見いや」と父が言うと、イチジクの大きな葉っぱに隠されて、実が食べ頃になっていました☺️

 

聖書のアダムとイブの話に出てくるイチジクの葉っぱ、何となくイチジクが「隠す」のを連想させる植物だから、採用されたんでしょうか?

 

というわけで、この時期はイチジク食べたくなるんです〜。

 

でも、東京のイチジクは高い〜。田舎だったらタダだったのにね。

 

10月入って、ずっと夫に「イチジク買ってきて」とお願いしていましたが、「4つで700円、高いよ」とか「今日は売ってなかった」とか、つれない返事・・・。

 

自分で買ってもいいんですが、ひょっとしたら気を利かせて買ってきてくれてるかな〜と期待して家に帰ると、やはり今日もない・・・の繰り返しで、

今日こそ買おう!!

今死んだら、イチジクのために成仏できん!!

 

と思って、買って帰ったんです。

 

そしたら、あれ?

夫も買ってた😆😆(私の方=左側が、小さい?)

早く言えよ!!高かったよ!!

何かタイミングが〜。

 

二つを一気に食べたら、気持ち悪くなりました・・・

 

(稲刈りは数年続きましたが、そのうち両親も高齢になり、農作業を全部人に任せるようになって、今では父も亡くなったので田んぼも荒れ放題です・・・)

 

 

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古波蔵ふう香
古波蔵ふう香
猫と和のお稽古にまっしぐらな私の毎日をつづります。