ふうちゃん物語(23)仏に選ばれしオレだから

ふうちゃん

 

「あの夜、確かに俺は見た。普通の人間が、いや、仏道に入った者でも生涯一度も見られないであろうものを見たんだよ。

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ふうちゃん物語(22)普賢菩薩と顕じ給ひ

ふうちゃん

 

タカシは、猫が本堂へ向かうのを見て、自分もそっと後をつけて行きました。本堂の扉の隙間から覗くと、二匹が普賢菩薩様の前に座っていました。

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ふうちゃん物語(21)恋多き女

ふうちゃん
「さあ、猫ちゃんたち、ご飯ですよ。」ご飯はタカシの妻、ミチコが持ってきてくれます。もうお腹が大きいので、お皿を置くのがしんどそう。

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ふうちゃん物語(20)ママの面影

ふうちゃん

話は猫に戻って、西円寺に住みついたミャー子とコハルの話。

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ふうちゃん物語(19)ニセモノ僧侶の真実

ふうちゃん

タカシはこのまま若住職をやってていいのか悩んでいました。

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ふうちゃん物語(18)タカシの苦悩

ふうちゃん

法事は無事終わり、座がくつろいで、それぞれ話し込む人、帰る人、子供たちの元気な声が響く中、施主から西円寺の住職にご挨拶がありました。

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ふうちゃん物語(17)西円寺の若和尚

ふうちゃん

ミャー子のついていった三毛猫はコハルといい、二匹は、これといった縄張りを持たず夏の間あちらこちらで暮らしていましたが、秋風が吹くころには西円寺(さいえんじ)というお寺のお庭に住み着いていました。

さて、今までチビを始めとする猫を中心に物語を進めてきましたが、ここでちょっと人間のお話に寄り道させてください。

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ふうちゃん物語(16)寄せる岸辺の流れに

ふうちゃん

くすくす笑いの方に振り返ってみると、小柄で淡い色の三毛猫がいました。

「ママ、ママって泣いてるから赤ちゃんかと思って来てみたら、こんな大きい子がべそをかいてるじゃないの。」

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ふうちゃん物語(15)ミャー子風の中をゆく

ふうちゃん

ミャー子は、カーテンの陰で小さくなって後悔していました。

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ふうちゃん物語(14)ミャー子の後悔

ふうちゃん

先住猫の怒りが爆発したのは、ご飯のときでした。二匹のご飯が減らされ、それがそっくりミャー子のお皿に盛られていたからです。

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